【2024年夏旅行⑯】名古屋→奈良

6時過ぎに起床。それなりに寝たつもりだったのですが、スマートウォッチの睡眠データによるとあまりよく眠れていなかったようです。

船内の大浴場で早めの入浴を済ませ、外に出てみると愛知の先端・伊良湖岬が見えてきました。しばらく外の風を浴びて、もう一眠りしに戻ります。朝食は7時30分から9時まで提供されていますが、例のバイキング形式なので、この後名古屋で回れなくなってしまうことを懸念しスキップ。

名古屋港到着直前、フェリーは名港西大橋の下を通過します。

下から見るとなかなかの迫力。

間もなく名古屋港へ到着。台風が近づいていたため揺れを危惧していましたが、ほぼ気にならないぐらいでした。

名古屋フェリー埠頭から名古屋港まで市営バスで移動し、こちらの居酒屋さんへ。

余談ですがこの日は8日。名古屋市は毎月8日を環境保全の日と定めており、公共交通機関の利用を促進するため市バス・地下鉄が一日乗り放題の「ドニチエコきっぷ」が¥620で販売しています。通常より¥250お得。

海鮮が山のように盛り付けられた「マウンテン」。新鮮で脂の乗った魚介を存分に楽しむことが出来ます。ご飯も山盛りなので、先に茶碗に乗った刺身から食べていった方がバランスよく食べられます。

続いて名古屋港駅から六番町駅へ移動、駅から少し離れたこちらの鰻屋さんへ。

丑の日は混雑するので敢えて時期をずらして食べに行くことが多いのですが、入店後すぐに席が埋まり順番待ちが発生。ふわっとした身、パリッと焼きあがった皮。丁寧な焼き上がりです。

今度は栄へ移動してとんかつ屋さんへ。コロナ禍が最初に騒がれた時期にフレンチシェフが1号店をオープン、その後順調に規模を拡大しこちらは今年オープンの3店舗目です。

ギリギリ火が通っているかという絶妙なラインでの火入れが特徴。言うまでもなく柔らかく、また肉の旨みもしっかり引き出されています。

こちらは名物「黒トリュフコロッケ」。トリュフの旨みが強い分、塩気が少し気になりました。衣もパン粉の塊が強引に押さえ付けられていて少し雑な仕事です。

同じビルの地下に降りて、こちらのお店へ。野菜を使用し、添加物や砂糖などを使用せず、身体に優しい美味しさを大切にしているお店。

「CORNメープル」。とうもろこしの優しい甘みにメープルのコク、風味が程よくのっています。残念ながら全てシングルでの販売ということで、色々試したかったのですが、今回はスタッフさんおすすめのこちらをいただきました。

2週間前から提供が始まったというほうじ茶ラテの試飲をいただきました。ミネラルが豊富なきび砂糖を使用しており、砂糖では出せないコクがあり、普段注文するようなものより遥かに美味しかったです。

いよいよ最終盤、近鉄特急ひのとりに乗車して帰ります。近鉄特急は一ヶ月前から予約可能なのですが、予約を忘れて2日遅れてしまい、最前列を逃してしまいました。

実はコロナ禍最初期、このひのとりがデビューするという理由だけで名古屋まで来たことがあります。プレミアムシートは快適以外の言葉で表すことが難しく、どこかで読んだ記事の言葉を借りるなら「ソファに座って流れる景色を眺めているうちに目的地に到着する」。名阪特急としてのひのとりは特に人気で、プレミアムシートは完売になることも珍しくありません。それこそ最前列を取ろうとすると、発売開始直後に予約しないと難しいです。

着席して落ち着いてから、名鉄百貨店で購入したシュークリームをいただきます。濃厚なカスタードクリームとサクッと小気味よい食感の生地。

こちらは名古屋土産としても人気の「吉芋」。芋けんぴに塩を振った「塩花火」が特におすすめですが、この醤油バターは初めて見たので思わず購入。醤油バターの風味は控えめで、あくまで主役のさつまいもの味を引き立てる味付けのチップス。

しばらくすると、鉄道マニアに人気の「中川デルタ」と呼ばれる短絡線が見えてきます。以前はこの奥にある伊勢中川駅を経由してから方向転換して目的地へ向かうなどしていましたが、これが出来たことにより、伊勢中川駅を経由することなくスムーズに目的地へ向かうことができるようになりました。

ちょっとした豆知識です。使いこなせるかどうかはさておき、今回は近鉄名古屋~大阪難波の特急に乗車しました。しかし私は近鉄奈良まで帰りたい。こうした場合、鶴橋駅にて到着から発車までが30分以内の名阪特急から阪奈特急に乗り継いでも良いという特例があります。乗り継ぐことにより特急料金が増す可能性がありますが、今回は181km以上という上限料金なので、この奈良線を走るひのとりにはプレミアム車両料金の¥300を払うだけで乗り継ぎができます。レギュラー車両の場合は¥200。座席が空いているかの確認ができ、接続までの待ち時間(約25分ほど)が気にならない方は、帰宅ラッシュを横目に贅沢して特急を乗り継いで帰ってみましょう。

16日間にわたる長い旅行もいよいよ終わってしまいました。明日の記事で反省点などを振り返っていきます。

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