【番外編】2023年12月旅行⑭新宮→奈良

グルメ

こんばんは、ならメシ!です。

今回の14日間に及ぶ旅行もいよいよ最終日。この日は八木新宮線で6時間半かけてのんびり奈良まで帰るだけです。

新宮駅発のバスは最終便が早いので注意。

  • 5:53→12:24
  • 7:46→14:24
  • 9:59→16:54(土日祝日やまかぜ 10:18→16:24) 大和八木着

主に途中にあるホテル昴(十津川温泉)をチェックアウトしたお客を迎えに行くためと思われます。基本的に大阪からの客を十津川温泉へ運ぶ役割を担う八木新宮線は、大和八木駅で集客し、十津川温泉へ誘います。その帰りの便のため、始発の新宮駅発がかなり早めの設定となっているようですね。

その他、湯の峰温泉⇔熊野本宮大社の(主に外国人)観光客を大量に輸送する役割もあります。

今回のゲストハウスは新宮駅から少し離れているので、一つ先の速玉大社前から乗車することにします。完全乗車記念証が欲しい人は、頑張って新宮駅から乗車しましょう。一つ先から乗っただけでもらえなくなります。

八木新宮線を10往復ほどしている私が感じたことは、運転手さんによって乗り心地や案内などピンキリです。道中狭い道が多いとはいえ、ブレーキのかけ方も全然変わってきます。後方に乗車すると眺めはいいですが、かなり揺られるので慣れていない人は要注意。

速玉大社を出発後、南へ向かうバス。右手には昨日息絶え絶えになりながら登った神倉神社が見えます。この日は特に案内はありませんでした。

新宮高校の前を通り、しばらくすると道の駅に「紀伊半島大水害の碑」の案内。平成23年の台風により、最高水位8.28mにも及ぶ大水害の碑が残されています。

宮井橋までは熊野川に沿って和歌山県と三重県の県境が分かれています。熊野川で分かれているので、水位が変動すると県境も変動するそう。

その後、川湯温泉・わたらせ温泉・湯の峰温泉と温泉地帯を通過。温泉エリアから新宮へ抜ける人は多いイメージですが、八木方面へ抜ける人はあまり見たことがありません。

湯の峰温泉から大日越登り口までは通行止めが解消されておらず、ここ数年はずっと迂回運行中。10分ほどの遅延が発生します。

熊野本宮大社から十津川温泉までは意外にすぐです。かなりの高低差を経ながら、ホテル昴を経由し、第一休憩ポイントの十津川温泉。奈良交通が200万円かけて造った足湯があります。ただし10分ほどしか堪能できません。

観光客が多くてこの足湯を楽しめないこともあると思います。その場合は橋と逆方向の右手に庵の湯があり、階段を下りて左手にある足湯も無料で利用できます。

10分の休憩を経て再開。十津川の役場前を通過し、しばらくすると大きな筒が見えてきます。風屋ダムから十津川第一発電所へ水を送る水路橋です。なかなか迫力のある大きさ。

その後すぐ橋を渡っている最中、左手に見えるのが風屋ダム。

この八木新宮線はWi-Fiも完備されていて基本的にはネット環境に困ることはないのですが、さすがに山奥に入るとなかなかつながりません。原始の景色とでもいうべきか、緑を見て目を癒しましょう。

狭い道が続きますが、運転手さんはさすがにベテラン、うまく対向車を処理していきます。そうこうするうちに第二休憩ポイントの上野地(うえのじ)。谷瀬のつり橋で有名なところです。

20分ほどの休憩がありますので、吊り橋を渡って戻ってくるには十分な時間があります。トイレはバスの後方。この日は早起きで疲れていたので一歩も動かずのんびりすることにします。

その後「乗客はほぼ99%いないが一応停留所があるので寄った」ような集落の中を抜け、星のくに、天辻峠を抜けて五條市へ。漫画の世界はおそらく関係ないと思いますが、「峠とうふ店」というお店があります。

旧皇居を抜け、西吉野農業高校を経由。意外なことに高校生の帰宅の足にもなっています。

五條バスセンターで最後の休憩…となるのですが、今回は五条駅で下車。駅前にあるこちらのお店で昼食をとることにします。

特上とんかつは熟成させたものということで、これをいただきましょう。¥750は破格ですね。

「厚みがあるので時間がかかる」という話でしたが、とんかつを食べなれている自分からするとそれほど厚いとは感じませんでした。しっかり目に火入れされていますが、肉の旨味がしっかりと出ています。ソースがどろどろの濃厚で少しスパイシー、ソースでよりおいしくいただけるとんかつでした。

10分ほど歩いてお好み焼き屋さん。ほぼちょうど14時に入店しましたが、14時までの定食メニューを快く引き受けてくださいました。

焼きそば定食。ご飯に味噌汁、香の物が付きます。ボリュームたっぷりです。

さらにそこから今度は五條バスセンターの先へ歩いて向かいます。タイ料理のお店。

パッタイを食べてみたかったので注文。あまりなじみのない不思議な味ですが箸が進みます。

サービス。ということでありがたいのですがさすがに3連食のあと、少し重かったもののなんとか完食。こちらもスパイスのような不思議な香り。

珈琲を飲んでからバスに乗ろうと思っていたのですが、いい時間になってしまったので五條バスセンターから大和八木駅まで乗車します。残念ながら完全乗車のお客さんとは遭遇せず。

五條バスセンターからは高田市駅までずっと国道を北上し、そこからイオンモール橿原前を通過して大和八木駅へ。いつも夕方になると新庄あたりで混雑するのですが、この日は割とすんなりと通過。

大和八木駅から桜井駅へ。普通に電車で帰ってもいいのですが、この時間は混雑するので人の少ないルートで帰宅します。

いつもお世話になっている日本酒バーで珍しいものをいただきました。「奥丹波」これは旨い。

桜井駅から天理駅まで、天理駅から奈良駅までそれぞれバスで帰宅。乗車して実績をつくっておかないと廃線になってしまいますからね。天理駅~奈良駅はさすがにそれなりの人数が乗車しましたが、桜井駅から天理駅は最後まで私一人でした。終着までなら電車のほうが早いし安いですからね。

あっという間の14日間でした。明日、総括として切符や八木新宮線のお得な乗り方などについて解説していきたいと思います。

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