下関駅周辺があまり日曜日に営業しているお店が少ないこともあって、早めに休んで朝早くに市場へ向かいました。
朝5:30のバスに需要あるんですね。数名乗車されていました。唐戸停留所から歩いて数分、唐戸市場。
土日はそれぞれのお店がお寿司などを出すイベントがあるようですが、平日の早朝、やはり人はまばらでした。商品もあまり並んでおらず。
お酒を買ったお店で朝食を摂りたい旨を伝えると、2階にあるよと案内されたのがこちら。
下関といえばふぐですが、やはり本場は一味違う。ジューシーで程よい味付けの唐揚げ、これは衝撃的でした。海老フライに刺身、豪勢な朝食です。
色々と吟味しながら市場を後にしました。数少ない商品から選んだ本まぐろ切り落とし。中トロ以上の脂ののりで甘みが強い。
いなり。揚げの甘さと酢飯の塩梅が絶妙。
ふぐかぁ…と思いながら¥1,000で購入したふぐ刺し。買って良かったです。今まで食べてきたものと旨みが違う。
おにぎり3種は下関駅にて仕入れました。左からあなご飯、梅、かさご天。
さて、この後出雲市駅まで移動するのでチェックアウトはかなり早めに済ませ、下関駅から小串駅へ。ここから先、昨年の大雨による被害で橋が流されたり不通区間があるため、長門市駅まではバスでの代行となります。JRの切符で乗車可能ですが、時刻は要確認です。
実は昨年も乗っているので2度目です。リムジンバスなので、時間はかかりますが実質特急車両と同じ快適さで移動できます。リクライニング付き、クーラーもしっかり効いて至れり尽くせり。
約1時間半ほど乗車し、長門市駅へ。この間バスはできるだけ駅に近いところで停車し、乗客の取り扱いをします。最初から最後まで乗車される方がほとんどですが、途中から乗って途中で降りられる方ももちろんいらっしゃいます。
長門市駅では次の電車までおよそ1時間あるので、駅から少し歩いて腹ごしらえ。こちらは日替わり定食がなんと¥600でいただけます。
この日の日替わりはさば南蛮。カリッと揚げられた厚みのあるさばをタレとタルタルでいただきます。¥600とは思えない満足感のある内容ですが、個人的には味噌汁が素晴らしかった。甘めの白味噌ですが、塩辛さは感じず濃厚でとてもお気に入り。
まだもう少し時間があったので、続いて中華料理屋さんへ。
餃子定食¥700。10個ある餃子は皮モチモチ、焼き目パリパリの見事な焼き上がり。醤油と酢を合わせてタレを作るスタイルなので、酢を多めにするとさっぱりとして、いくらでも食べられそうであっという間に完食。
駅に戻ると既に列車到着済み、慌てて戻ります。長門市駅を出てしばらくすると、日本海に沿って列車が走行するので綺麗な海が眺められます。
益田駅にて特急「スーパーおき」に乗り換え(画像は昨年のもの)。この特急、気動車ながら最高120km/hで走行し、加速もなかなかのもので乗っていてなかなか楽しいですよ。昨年レール温度異常で45km/h制限がかかった時は、ちょうどギアの変わり目?だったのですごく乗り心地が悪かったですが笑
途中、何度も眠気に襲われながら1時間半ほど乗車して出雲市駅へ。やはり人気観光地、たくさんの方が降りられました。
向かいのホームには新型やくも。
何度来ても趣がありますね。
チェックインまで時間があるので、先にご飯を食べることにしました。
「のどぐろ丼」。もう少し炙った方が好みではありますが、これが¥999でいつでもいただけるのは名産地ならでは。
6種盛り。蒲鉾かと見間違えるほど綺麗な身をした左奥のものはブリです。脂ののりが段違い、でも新鮮なのでクセがありません。色々食べられて¥780は安い。
「沖ギスの煮付け」。キスに似た魚ではあるものの、全くの別種だそうです。あっさりとした味付けに適度な脂の旨味。
さて、17時を過ぎたのでチェックイン…なのですが、今回宿泊したところは色々と残念だったのであまり触れないでおきます。
荷物を置いて一息ついたら駅前のこちらへ。
人気店のようで、席は空いているが手が回らないとのことで15分ほど席で待たせてもらいました。落ち着いた頃に日本酒を注文、「七冠馬」を半合。
お通しでいぶりがっこのポテサラは少し驚きました。個人的にはこんな遠く離れた場所でいぶりがっこを使ってもらえるのは嬉しい。
「白ばい貝 酢の物」。歯ごたえのある食感で、何やらアミノ酸が多く含まれているらしく噛む度に旨みが広がります。酢加減もちょうどよくていくらでも食べられそう。
「出雲産トマトスライス黒酢がけ」。さっぱりしています。
「島根和牛をたっぷり使ったメンチカツ」。タネはとても好みですが、衣に酒が入っているからかガリッとした食感。もう少しさっくり軽めだともっと良くなりそうです。
「奥出雲和牛 石州瓦焼肉」。石州瓦は特に熱伝導率が低いので、じっくりと火入れが出来るため焼肉に最適ですね。とはいえ焼き過ぎ注意。
しじみラーメンを食べたかったのですが、なぜか定休日ではないのに営業していなかったので代わりのお店として選びましたが、良いお店でした。手作り焼売は特に人気のようで売り切れて食べ損ねましたが、次回改めて伺うことにしましょう。
山陽から山陰へ。スケジュール的にここから駆け足になってしまいますが、いつかこの辺りものんびり時間をかけて巡ってみたいですね。