こんばんは、ならメシ!です。今回は奈良県の秘境、十津川村にあるそば処 風庵(ふうあん)で風庵定食を食べてきました。このお店は、ミシュランガイドにも掲載されたことがある、石臼挽きの手打ちそばの名店です。自然豊かな山の中に佇む一軒家レストランで、店内は木目調の落ち着いた雰囲気。テラス席からは、清流や山々の景色を眺めながら食事ができます。そんな風庵で、どんな味わいのそばが食べられるのか、詳しくレポートしていきます。
風庵とは?
そば処 風庵は、吉野郡十津川村にあるそば店です。十津川村は、奈良県の南東部に位置し、紀伊山地の深い山間に広がる自然豊かな村です。谷瀬の吊り橋や玉置神社などの観光スポットがあり、温泉やアウトドアも楽しめます。そんな十津川村の中心部にあるのが風庵です。
このお店は、2000年にオープンし、地元のそば粉を使って石臼で挽き、手打ちで仕上げるそばを提供しています。かなりの僻地にありながら、他府県ナンバーの車が駐車場に多く見られることからも人気の高さがうかがえます。
風庵のメニューと価格帯は?
蕎麦メニューの他に
うどんメニューもあります。
売り切れ次第終了の風庵定食
甘味も豊富です。
蕎麦とともに奈良の地酒を楽しむこともできます。
風庵定食はどうだった?
今回注文したのは風庵定食のざるそば(普通盛り)です。
まずは、ざるそばからいただきます。そばは、細打ちでコシが強く、つるっとした食感と素晴らしいのど越しのよさがあります。そばの色は、淡い茶色で、そばの香りがほんのりと感じられます。そばつゆは、鰹節や昆布などのだしを効かせた濃厚な味わいで、そばの風味を引き立てます。別皿でネギやわさびが提供され、お好みでそばつゆに加えるとさらに風味が増します。
天ぷらはサクサクと軽やかで、素材の味が濃縮されています。どれも素晴らしいのですが、特に濃厚な甘みのあるねっとりとした食感のさつまいもは塩でいただくと絶品です。
ほのかに柚子が香る里芋の煮物、小鉢も主役の蕎麦の風味を邪魔せず引き立てます。
この日はしめじご飯の用意がないとのことで、とろろご飯でした。とろろご飯は濃厚ながら全くクセがなく、元々とろろが大好きな私は一瞬で平らげてしまいました。
想像を遥かに上回る完成度の高さに大満足、今度来たときは甘味も楽しみたいところです。
風庵についてのまとめ
風庵は奈良の秘境・十津川村にある蕎麦のお店で、喉越しの良いつるつるとしたしなやかでコシのある蕎麦と出汁の香りとキレのあるそばつゆ、サクサクの軽やかな天ぷらを楽しむことができます。それなりに蕎麦屋さんを回ってきましたが、その中でも最上位に入るほどの完成度の高さで、ミシュランガイドに掲載されるのも納得の味でした。
なかなかこの辺りに来ることもないかもしれませんが、この辺りに来たら必ずと言ってよいほど立ち寄りたい名店です。
蕎麦甘味処 風庵
【住所】吉野郡十津川村上野地345-13
【営業時間】11:00~16:00
【定休日】水曜日
【電話番号】0746680700
【アクセス】奈良交通月谷口停留所から徒歩4分(店舗前・南へ数十mのところに駐車場あり)
【公式HP】風庵
【公式Instagram】sobafuuan
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